2018年12月28日

少学校同期生の死


「歳を重ねると言うことは、出会いよりも わかれが増えると言うことだ」

藤沢周平 三谷清左衛門 残日録




同期生S氏が亡くなった。
長年、先生として親しまれ、退職後は地区の公民館長としても活躍され、同期生からも信頼された活動的な人柄であった。
そして、お酒をこよなく愛した。宴席では彼の周りに輪ができた。

弔辞の最終節を下記で締めた。
『貴方が若くして赴任した中之条六合村「小雨にある小学校」近くの暮坂峠に若山牧水の碑があります。牧水はお酒をこよなく愛した旅の詩人でした。

あなたが永久の旅に出るにあたり同期生の声を贈ります。
 お医者さんからはお酒はダメと言われていたでしょう。でももう、我慢は無用です。
  そちらに晩秋や初冬という季節があるかわかりませんが、静かにゆっくり「熱燗に浸ってください。
心からご冥福をお祈りいたします、そしてお別れの言葉といたします。
さようなら。』
・・・・・・・・・・

「白玉の歯にしみとおる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり」  若山牧水

牧水詩碑
 古くから暮坂峠は、草津温泉と沢渡温泉を結ぶ交通の重要な役割を果たし、頻繁に人々の往来が行われてきました。
 峠は標高1,088に位置し、四季折々の景色が楽しめます。特に、若山牧水が旅した紅葉の頃は、鮮やかな景観を誇っています。(中之条町観光協会)

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